コロナ禍によって、みなさんそれぞれの「おうち時間」が増えてきましたね。
最近はサブスクリプションサービスも増えてきてNetflixなどで映画やアニメを見た方も多いと思います。
ただ、すでに何作品か映画を見た方やこれから映画を見ようと思っている方の中ではこう思われている方もいるのではないでしょうか??
世の中に映画作品が多すぎて、何から見ればいいかわからない・・・
そんな方々はまず手始めに、アカデミー賞作品賞を受賞している作品から鑑賞することをオススメします!
その年に世界で最も評価された作品だからこそ、名作と呼ばれる作品が多数存在しています。
この記事ではアカデミー賞作品賞を受賞している作品の中でもオススメの5作品をご紹介します!
気になる作品がある方はぜひチェックしてみてください!
※本記事では2000年までの作品を紹介しております。以下の記事では2001年以降のオススメ作品もご紹介しております。

アカデミー賞とは??
「アメリカ映画の祭典」と称された映画賞のことです。
毎年2月末から3月初旬に行われ、「作品賞」、「脚本賞」、「監督賞」、「主演男優賞」、「主演女優賞」など多岐にわたる部門で最も秀でた作品や人が受賞します。
「映画芸術科学アカデミー」というアメリカの映画業界団体が主催しており、このメンバーが投票にて受賞作品を決めています。
毎年、約3時間半に渡って生中継しており、非常に盛り上がっていますね!
2023年のアカデミー賞は1月24日にノミネート発表、3月13日に授与式があります。アカデミー賞をリアルタイムで視聴するならWOWOWへの加入が必要です。

アカデミー賞作品賞(〜2000年)オススメ5選
①或る夜の出来事(1935年)
出典:https://video.unext.jp/title/SID0012768
出演
クラーク・ゲイブル、クローデット・コルベール、ウォルター・コノリー、ロスコー・カーンズ
あらすじ
大富豪の娘であるエリーは、恋人との結婚を反対されて家出をしてしまう。
恋人に会うために乗ったニューヨーク行きのバスで新聞記者のピーターと出会う。
ピーターが記事にしようとエリーを利用するために旅を共にする道中、喧嘩ばかりであった二人は惹かれ合うようになる。
見どころ
出会いは最悪!でも惹かれあっていく・・・
最初は喧嘩ばかりだった二人が徐々に惹かれ合っていく様子は王道のラブロマンス作品でよく見られるのですが、この作品は1934年に公開された元祖ラブロマンスと言われており、多くの作品に影響を与えてます。
実際に影響を受けているかはわかりませんが、上記でご紹介している「ローマの休日」もストーリーに近しい部分があります。
思わぬところで思わぬ人と出会い、「まさかこんな人と」という人に限って惹かれてしまう、という経験はありますか?
「まさかこんな人と」と思っているからこそ、変に取り繕うことなく素の自分を見せることができているのかも知れませんね。
1935年第7回アカデミー賞
受賞:作品賞、脚色賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞
②夜の大捜査線(1968年)
出典:https://video.unext.jp/title/SID0029774
出演
シドニー・ポワイエ、ロッド・スタイガー、ウォーレン・オーツ、リー・グラント
あらすじ
ある田舎町で起こった殺人事件で、黒人という理由で誤認逮捕されてしまったバージル。
実はバージルは殺人課に勤める優秀な刑事で、この事件の捜査に協力することになる。
黒人だからこそ周囲の人間から酷い扱いをされるが、刑事としての威信をかけて捜査に臨み、ついに事件の糸口を掴む。
見どころ
人種差別が真相を闇に葬る
バージルは黒人というだけで犯人扱いされ、長らく取り調べを受けることになります。
また、捜査に協力しても黒人という理由だけあらゆる弊害が起こります。バージル自身は非常に優秀な刑事だっただけに、その捜査に尽力しましたが、実際には、いまだに黒人という理由で迫害を受けている人もいます。
「誰が殺したのか」が真実であるならば、それは言わば”どうでもいい”ことなのかもしれません。
時代とともに少しずつ人種差別に対する認識も改まってきておりますが、本作品の公開当時はまだままだ人種差別が蔓延っていた時代です。そんな時代に一石を投じたこの作品の勇姿にも感服します。
1968年第40回アカデミー賞
受賞:作品賞、脚色賞、音響賞、編集賞、主演男優賞
1968年第25回ゴールデングローブ賞
受賞:作品賞、脚本賞、主演男優賞
③クレイマークレイマー(1980年)
-数々の映画賞を席巻!家族の絆とは-
出典:https://video.unext.jp/title/SID0014662
出演
ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー、ジョーン・アレクサンダー
あらすじ
長年、結婚生活を共にしていたジョアンナとテッド。
仕事熱心で家庭を顧みないテッドに嫌気がさしたジョアンナは一人息子のビリーを置いて家出してしまう。
取り残されたテッドはビリーのために家事をするのだが、上手くいかない。
それでもビリーとの絆が深まっていた矢先にジョアンナから再び連絡がくる。
見どころ
”真の家族”の朝は、おいしいフレンチトーストから始まる
ビリーの大好物であるフレンチトーストをはじめは上手く作れなかったのですが、最後にはもう完璧に作りこなしていたテッドの様子を見ると、テッドがだんだん”親”になっていったと実感させられます。そのフレンチトーストの対比が家族の絆の深さを表しているのではないでしょうか?
家族にとって本当の幸せとは何か?ビリーにとって、ジョアンナにとって、テッドにとって、それぞれの幸せがありますが、家族としての幸せの形は一つであるべきです。
その中でどういう結末を幸せだと捉えるのか?考えさせられる作品になっています。
1980年第52回アカデミー賞
受賞:作品賞、脚色賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞
1980年第37回ゴールデングローブ賞
受賞:作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞
④シンドラーのリスト(1994年)
出典:https://video.unext.jp/title/SID0022790
出演
リーアム・ニーソン、ベン・キングスレー、レイフ・ファインズ、キャロライン・グッドール
あらすじ
第二次世界大戦が繰り広げられていた1940年代後半。
ナチス党が政権を握っていたドイツ軍は大量のユダヤ人の虐殺を行なっていた。
ナチス党員であったシンドラーは戦争に乗じてビジネスで一儲けしようと画策していたが、実際にユダヤ人が迫害されていく様子を見て、シンドラーの中のあらゆるものが変化していく。
見どころ
救われるはずの命と救われなかった命
ナチス党によるユダヤ人の大量虐殺はいわゆる「ホロコースト」と呼ばれておりますが、その犠牲者は約600万人にも上ります。
本作品では、その無残さを隅々まで描いており、思わず目を塞ぎたくなるシーンも非常に多いです。
映像も白黒で流れており、時代感を感じながらも本当に起こった歴史について学ぶことができるでしょう。
そしてそのユダヤ人を救ったシンドラーも実在する人物です。
実際にナチス党員の中に、現実を目の当たりにして歴史を変えるために動いた人物がいた、という事実が忌まわしき過去の唯一の光になっているのかもしれません。
1994年第66回アカデミー賞
受賞:作品賞、脚色賞、監督賞、美術賞、撮影賞、作曲賞、編集賞
1993年第51回ゴールデングローブ賞
受賞:作品賞、脚本賞、監督賞
⑤フォレスト・ガンプ/一期一会(1995年)
出典:https://video.unext.jp/title/SID0003972
主演
トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ
あらすじ
バス停のベンチに腰掛ける靴の汚れたある一人の男。
その男ガンプは、ベンチの隣に腰掛けた女性に話しかけ、ガンプの半生を語り始める。
生まれつき身体や知能にハンデを持っていたが、あることをきっかけに自身の才能を目覚めさせ、常人では決して体験しないような人生を歩んでいく。
見どころ
蓋を開けてみないとわからない
このセリフはガンプが冒頭に言うセリフでガンプのお母さんが発した言葉です。
本作品を見ればわかりますが、ガンプの人生は本当に波瀾万丈で、常人ではあり得ないような経験をしています。
蓋を開けてみないと何もわからない、と言うのはガンプの人生の送り方に通じております。
ガンプの誠実さに周りの人間が動かされ、またガンプ自身を突き動かしていく様子に私たちもエールを送らざるを得ません。
どんな環境で生まれても、人間としての力を持って自らの人生を彩っていく。まさに私たちが望んでいるような人生の送り方をガンプから学ぶことができるのかもしれません。
1995年第67回アカデミー賞
受賞:作品賞、脚色賞、視覚効果賞、主演男優賞、監督賞
1995年第52回ゴールデングローブ賞
受賞:作品賞、主演男優賞、監督賞
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まとめ
アカデミー賞作品賞受賞作品のジャンルはさまざまで、それぞれの作品にそれぞれの魅力があります。
何年経っても色褪せない不朽の名作だからこそ、見てみる価値は大いにあります!
アカデミー賞の歴史は95年ほどですが、どの時代の作品を切り取っても、心を動かされる作品で溢れてます。
「名作映画」といえば、白黒映画をイメージする方もいるかもしれませんが、もちろん過去の受賞作品は白黒映画がたくさんあります。
映画の歴史を知ることが、あなたの映画への愛を強くしていくでしょう。
あなたの人生を映画で彩ってみてはいかがでしょうか?