映画が好きなみなさんにとっては待ちわびた季節がやってまいりましたね。
そう、アカデミー賞
毎年3月に行われるアメリカ本場のアカデミー賞は、規模が非常に大きく、祭典と称されるほどの盛り上がりを見せる場となっています。
でも、日本ではまだ公開されていない作品も多いし、なかなか情報も公表されず、こんな気持ちになっている方もいるのではないでしょうか?
2023年の作品賞候補作品を知りたい!
そんな方のために、今回の記事では2023年アカデミー賞作品賞候補作品の10作品をご紹介します!
気になる作品があったら、ぜひチェックしてみてください!

2023年アカデミー賞作品賞候補10作品
①イニシェリン島の精霊
概要
突如、親友に絶縁されてしまった男が、その謎を巡って奔走する物語。
監督を務めたのは、2017年に映画賞を多数受賞した「スリ・ビルボード」のマーティン・マクドナーで、すでに期待値は非常に高いものがあります
さらに、ヴェネツィア国際映画祭ではヴェルピ杯という最優秀男優賞と金オゼッラ賞という最優秀脚本賞を受賞しております。
オスカー確実と言われながらも、作品賞を逃してしまった「スリー・ビルボード」のリベンジとも言える本作で、悲願の作品賞を狙います。
公開日
2023年1月27日

②フェイブルマンズ
概要
監督を務めるスティーブン・スピルバーグ自身の幼少時代にに基づいた半自伝作品。
アカデミー賞の前哨戦とも言われるカナダのトロント国際映画祭において、最高賞の「ピープルズ・チョイス・アワード」を受賞し、今回のアカデミー賞の大本命とも言われています。
さらに、スピルバーグが監督賞を受賞すれば、アカデミー賞における監督賞受賞回数が歴代2位になるため、非常に注目されている作品です。
日本での公開は3月3日で、授与式の10日前になりますので、授与式前にぜひ見に行ってみてください!
公開日
2023年3月3日

③トップガン マーヴェリック
概要
1986年に公開された第一作の続編が36年ぶりに公開されました。
主演を務めるトム・クルーズの圧倒的な魅力と、作品の迫力で、すでに多くの評価を得ています。
トム・クルーズはみなさんもご存知の大スターですが、実はアカデミー賞とは縁がなく、いまだに受賞歴がありません。
自身のキャリアの集大成とも言える本作品で、作品賞をはじめ主演男優賞において、悲願の初受賞となるか、要注目です。
公開日
2022年5月27日

④エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
概要
まさに今の時代を彩る“マルチバース”をテーマにした作品。
制作したのは、突如映画シーンに彗星の如く現れ、「ムーンライト」、「レディバード」、「ミッドサマー」などの名作を生み出し続ける『A24』です。
昨今人気を博しているA24が、これからのアカデミー賞を背負っていくような存在になるのか、要注目です。
日本での公開は3月3日で、授与式の10日前になりますので、授与式前にぜひ見に行ってみてください!
公開日
2023年3月3日

⑤TÁR(原題)
概要
クラシック音楽の世界を舞台に、女性指揮者のタールの栄光と闇を描いた作品。
すでに世界的に評価を得ており、ヴェネツィア国際映画祭ではヴォルピ杯という最優秀女優賞を受賞し、ニューヨーク映画批評家協議会では作品賞と主演女優賞を受賞しました。
作品賞にも注目が集まりますが、主演のケイト・ブランシェットは主演女優賞においても、受賞候補の一人となるでしょう。
公開日
2023年5月12日
⑥ウーマン・トーキング 私たちの選択
概要
性犯罪をテーマに、女性としての尊厳や民族としての生活について議論する作品。
実際に起こった性犯罪を題材とした2018年発売の同名小説を原作としており、社会問題へ対するメッセージの込められた作品となっております。
トロント国際映画祭などの主要な映画祭で多数ノミネートするなど、すでに評価を得ているので、本番のアカデミー賞ではそのような結果になるか要注目です。
昨今のアカデミー賞で席巻してきたフランシス・マクドーマンドも出演しており、作品賞以外の部門でもノミネートや受賞が期待できます。
公開日
2023年6月2日
⑦The Woman King(原題)
概要
1800年代のアフリカを舞台に、ダホメ王国の女性戦士アコジを描いた作品。
映像から伝わるパッションと迫力に圧倒され、そのアクションにおいては批評家からも多くの評価を得ています。
映画賞にておいても、アメリカ映画協議会(AFI)が選ぶ「2022年のトップ10映画」に選出されており、他の映画賞にもノミネートされています。
アフリカを舞台にしており、出演者は黒人が多いので、本作品のオスカー受賞については歴史的にも注目されていることでしょう。
公開日
未定
⑧エルヴィス
概要
誰もが知っているアメリカの大スターのエルヴィス・プレスリーの半生を描いた作品。
2018年に世界に衝撃を与えた「ボヘミアン・ラプソディ」のような、実在した世界の大スターの伝記映画として多くの注目を集めています。
エルヴィスを演じたオースティン・バトラーは、その演技の完成度の高さが絶賛されており、主演男優賞の受賞にも期待がかかっています。
物語の中でも重要な役を担ったのは、アカデミー賞を受賞した経験のあるトム・ハンクス。
磐石の体制でオスカー受賞を狙います。
公開日
2022年7月1日

⑨逆転のトライアングル
概要
スウェーデン、フランス、イギリス、ドイツの合作で製作された作品。
権威や立場に対する風刺の効いた内容が多くの評価を得ており、カンヌ国際映画祭では最高賞の「パルム・ドール」を受賞し、その勢いがアカデミー賞まで届くのか、要注目です。
アメリカで製作された映画ではないため、若干不利に感じられるものの、あの「パラサイト 半地下の家族」の事例もあるので、外国語映画がどこまで健闘するのか、要注目です。
公開日
2023年2月23日

⑩アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
概要
2009年に公開され、全米の歴代興行収入で4位となった「アバター」の新たな続編として、満を持して公開された作品。
アカデミー賞で歴代最多部門タイ記録を保持している「タイタニック」のジェームズ・キャメロンの監督作として、今作も大きな期待がかかっています。
前作は、「美術賞」、「撮影賞」、「視覚効果賞」の三部門の受賞となりましたが、当然今作ではより多くの部門を狙っているでしょう。
公開
2022年12月16日

アカデミー賞結果発表!
2023年3月13日に第95回アカデミー賞授賞式が行われました。
今回紹介した作品のどれが栄冠に輝いたのか?
以下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてください!

まとめ
気になる作品はありましたか?
2023年は3月13日にアカデミー賞の授与式が行われ、全世界で生中継されますが、ノミネート作品が全て日本で公開しているとは限りません。
むしろ、公開されていない作品の方が多いでしょう。
実際に映画館で見た作品が受賞すると、感情移入もでき、その喜びも大きくなるでしょう。
しかし、まだ公開されていない作品が受賞した際は、「どんな作品なんだろう」や「早く見たい!」ともどかしい気持ちになりますね。
ある意味、それもアカデミー賞の一つの醍醐味で、授与式後に日本で公開された作品を見にいくときは、答え合わせのような感覚で見にいくのが良いでしょう。
どちらにせよ、一年に一度の大祭典です!
事前に作品について少しでも知識があることで、当日はより豊かな1日となるでしょう。