最多部門受賞はどの作品！？アカデミー賞歴代受賞部門数ランキング！

2023年3月、第95回アカデミー賞が開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が見事作品賞を受賞し、さらに7部門受賞で最多部門受賞にも輝きました。

シネマド／映画紹介ブログ

【速報】2023年第95回アカデミー賞結果まとめ！作品賞は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワ… 2023年第95回アカデミー賞授賞式が開催されました！栄えある作品賞は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に決まり、同作品は最多7部門の受賞となりま…

作品賞＋最多部門受賞という輝かしい結果で幕を閉じた2023年ですが、ここである疑問が生じました。

歴代アカデミー賞での最多部門数は何部門なの？？

というわけで、この記事ではアカデミー賞歴代受賞部門数ランキングをご紹介します！

気になる作品があったら、ぜひチェックしてみてください！

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アカデミー賞部門一覧

以上の全24部門があります。

しかし、現在では録音賞と音響編集賞が統一され「音響賞」という部門に変わっており、計23部門となっております。

作品によって当てはまる部門に限りがありますので、23部門全てを受賞するのは不可能となっております。

例えば、短編ドキュメンタリー賞と長編ドキュメンタリー賞の同時ノミネートはできません。

それを踏まえて、現在、現実的に同時に受賞できる賞は18部門です。

5位タイ（9部門）：アカデミー賞歴代受賞部門数ランキング

5位タイの9部門を受賞した作品は3作品ありました。

それでは、5位タイの9部門を受賞した作品を見ていきましょう！

恋の手ほどき（1958年）

作品情報

予告動画

概要

「ジジ」という舞台劇をミュージカル映画化した作品。

舞台劇では、あのオードリー・ヘプバーンが主演を務め、ブロードウェイデビューを果たしました。

映画化においては、同じくアカデミー賞作品賞を受賞したミュージカル映画「巴里のアメリカ人」のヴィンセント・ミネリが監督を務めました。

少女の恋模様を描いた本作品は、後世のミュージカル・ラブコメディ作品にも大きく影響を与えたとも言われています。

受賞部門

ラスト・エンペラー（1987年）

作品情報

予告動画

概要

中国・清の最後の皇帝であり、満州国の皇帝であった溥儀の反省を描いた歴史映画作品です。

溥儀が自ら執筆した自伝「わが半生」を原作としており、皇帝の立場でありながらもあまりに悲惨な溥儀の人生が描かれています。

中国政府の協力を得て、実際に中国にある故宮で撮影され、本作品の完成度の高さに多くの評価が集まりました。

また、この年のアカデミー賞では以下の通り9部門を受賞し、本作品に出演もしていた坂本龍一さんが日本人として初めてアカデミー賞作曲賞を受賞しました。

受賞部門

イングリッシュ・ペイシェント（1997年）

作品情報

予告動画

概要

第二次世界大戦下に、火傷を負い、記憶を失っしまった男の過去をめぐる物語。

「イギリス人の患者」という小説を原作とした本作品は、そのストーリーが持つさまざまな深いテーマに加え、壮大な砂漠などの映像美も相まって非常に高い評価を得ており、アカデミー賞に加えて、ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞でも作品賞に輝きました。

本作品のプロデューサーを務めたソウル・ゼインツは、本作品で3度目のアカデミー賞作品賞の受賞となりました。
※他2作品：「カッコーの巣の上で（1975年）」、「アマデウス（1984年）」

受賞部門

4位（10部門）：アカデミー賞歴代受賞部門数ランキング

次に単独で4位の10部門を受賞した作品を紹介します。

それではいきましょう！

ウェスト・サイド物語（1961年）

作品情報

予告動画

概要

同名タイトルの舞台をもとにしたミュージカル映画。

ミュージカル映画として非常に高く評価されており、さまざまな人材を輩出した映画団体のアメリカン・フィルム・インスティチュートが選ぶ歴代のミュージカル映画で第2位に輝いています。（1位は「雨に唄えば」）

単なるミュージカル映画作品として評価されるだけでなく、本作品が描く宗教や民族、人種などの社会性やメッセージ性のようなものも評価され、本作品以降のミュージカル映画作品ではそのような傾向が見られるようになりました。

不朽の名作としての確固たる地位を確立し、2021年には、あのスティブン・スピルバーグ監督によってリメイクされました。

受賞部門

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1位タイ（11部門）：アカデミー賞歴代受賞部門数ランキング

いよいよ1位の発表です。

1位は11部門の受賞となり、3作品も成し遂げています。

あの、不朽の名作も・・・

それではいきましょう！

ベン・ハー（1959年）

作品情報

予告動画

概要

アカデミー賞監督賞を過去3度受賞（歴代2位タイ）した映画界の巨匠：ウィリアム・ワイラーの監督作品。

ユダヤ人という「民族」やキリスト教という「宗教」をテーマに、212分の作品時間というとてつもなく壮大なスケールで、当時の多くの人の心を掴みました。

公開当初、世界中で大きな話題を呼び、日本では1960年4月から1961年7月までの1年3ヶ月の間上映されておりました。

受賞部門

タイタニック（1997年）

作品情報

予告動画

概要

言わずと知れた大名作です。

実話をもとにした作品であり、そのリアリティと大きな感動を呼ぶ壮大さで、ハリウッド映画の力をまざまざと見せつけました。

若き日のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの名演も光り、主演男優賞、女優賞こそ逃したが、名実ともに映画界の大スターとなりました。

日本、全米ともに歴代興行収入で３位にランクインしており、日本と全米で同作品が10位以内にランクインしているのは本作品のみです。

受賞部門

ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還〜（2003年）

作品情報

予告動画

概要

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の最終章。2001年から1年に1作公開されていた人気シリーズも最終局面を迎え、多くの人の注目を集めました。

アカデミー賞において、SFファンタジー映画はあまり強く評価されない傾向にありましたが、その定説を打ち破り、見事作品賞に輝き、そして最多部門タイ記録に並びました。

さらに本作品はノミネートされた全部門で受賞しており、こちらは歴代新記録を樹立しております。

シリーズの人気は止まることを知らず、「ホビット」もシリーズ映画化され、現在はAmazon Primeで「ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪」がシリーズ配信中となっております。

受賞部門

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404: ページが見つかりませんでした | シネマド／映画紹介ブログ アカデミー賞がわかる！映画賞や映画祭がわかる！アカデミー賞がリアルタイムで追いかけられる最新情報やおすすめの洋画を多数紹介しているブログです。

まとめ

今回の記事では、歴代アカデミー賞の受賞部門数ランキングを紹介しました。

こうして見てみると、タイタニックのように誰でも知っているような作品もあれば、正直「こんな映画あったんだ」と思ってしまう作品もありますよね。

一つ共通して言えるのは、撮影や音楽などの部門の性質上、スケールの大きい作品が多くの部門を受賞しているように見受けられます。

そのこともあってか、どの作品も上映時間が長いものばかりですね。

2023年に『エブエブ』が歴史に新たな名前を刻んだように、これからもアカデミー賞の歴史は続いていきます。

また何年、何十年と語り継いでいきたい作品がきっと出てくるでしょう。

その作品は、アカデミー賞をどれだけ賑わせ、どれだけの部門を掻っ攫っていくのか見ものですね。

最多の11部門を超える作品が出てくるのか、私たちは生き証人としてこれからも映画をチェックし続けましょう！