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asa(あさ)
映画が大好きな28歳会社員

年間300本程度の映画作品(洋画がほとんど)を鑑賞している映画好きです◎

アカデミー賞で輝く俳優・女優の姿に感動し、アカデミー賞などの映画賞をもとに映画の魅力を発信しています。

【アカデミー賞前哨戦】2023年ゴールデン・グローブ賞 ノミネート作品 紹介!

そろそろ迫ってきましたね。

2023年第95回アカデミー賞授与式

みなさんは候補作品などチェックされていますか?
毎年行われる映画祭で、世界中の熱狂ぶりは測りきれないものがあります。

さまざまな歴史があり、新たな栄光が生まれる瞬間で、私たちもただの傍観者ではなく、まさに生き証人として見届けています。

そんなアカデミー賞に最も影響を与える前哨戦があることはご存知ですか?

ゴールデン・グローブ賞

アカデミー賞と同様に、その年の最高映画や俳優(女優)を決める場になります。

世界にはさまざまな映画賞や映画祭が存在していますが、このゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞とセットで見られることが多いです。

そうなると、当然みなさんは気になりますよね?

2023年はどんな作品が受賞するの?

そんな方のために、今回の記事では2023年第80回ゴールデン・グローブ賞ノミネート作品をご紹介します!
気になる作品があったら、ぜひチェックしてみてください!

※作品賞・主演男優(女優)賞のみ記載しております。それ以外の賞に関して詳しく気になる方は、ぜひお調べしてみてください。

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目次

ゴールデン・グローブ賞とは

ゴールデン・グローブ賞は「アカデミー賞の前哨戦」と称され、アカデミー賞同様に映画界で大きな注目を集めている映画賞です。

アカデミー賞の後を追うように1944年から開催された本賞は、最初は映画のみを対象としていましたが、1956年からはテレビドラマ部門も開設されました。

毎年1月にロサンゼルス行われ、アカデミー賞と同じような部門で争われますが、アカデミー賞と最も異なる点としては、ゴールデン・グローブ賞では、「ドラマ部門」と「ミュージカル・コメディ部門」に分けられています。
そのため、作品賞や主演男優(女優)賞においては、2作品が受賞することになり、多くの作品に最高賞を受賞できるチャンスが広がっています。

ハリウッド外国人映画記者協会(The Hollywood Foreign Press Association:HFPA)というアメリカの新聞・雑誌記者による団体が主催しており、HFPA会員の投票によって受賞作品が決まります。

12月にノミネート作品が発表され、各部門5作品がノミネートされます。
最終的に、各部門この5作品の中から投票で受賞作品が決まります。

後述しておりますが、過去の受賞作の傾向から見てもアカデミー賞に与える影響は非常に大きいものがございますので、アカデミー賞の行方が気になる方は、こちらもチェックされると良いと思います!

2023年ゴールデン・グローブ賞 ノミネート作品

それではさっそくノミネート作品を見ていきましょう!

受賞作品には★マークをつけています。
※2023年2月追記

作品賞(ドラマ部門)

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

全米興行収入歴代1位「アバター」の続編
前作はゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ部門)と監督賞を受賞

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エルヴィス

伝説のロックスター「エルヴィス・プレスリー」の半生を描いた作品

★フェイブルマンズ

本作で監督を務めるスティーブン・スピルバーグの半自伝的作品
トロント国際映画祭では最高賞のピープルズ・チョイス・アワードを受賞

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TÁR(原題)

女性指揮者タールの栄光と失落を描いた作品
ニューヨーク映画批評家協議会では作品賞を受賞

トップガン:マーヴェリック

前作「トップガン」36年ぶりの続編
すでに全米興行収入で歴代11位を記録

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作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

バビロン

「ラ・ラ・ランド」、「セッション」の監督デイミアン・チャゼルの最新作
100年前のハリウッドを描いた作品

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★イニシェリン島の精霊

「スリー・ビルボード」の監督マーティン・マクドナーの最新作
今回のゴールデン・グローブ賞で最多の8部門ノミネート

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

“メタバース”をテーマにした作品
ハリウッド批評家協会賞で作品賞などの7部門を受賞

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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン

2019年にNetflixで配信された「ナイブズ・アウト/刀の館の秘密」の続編
前作でもゴールデン・グローブ賞に3部門ノミネートされた

逆転のトライアングル

クルーズが難破したことにより、船員とリッチな乗客の立場が完全に逆転する物語
カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞

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主演男優賞(ドラマ部門)

★オースティン・バトラー –  『エルヴィス』

エルヴィス・プレスリーを演じるアメリカ出身の俳優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

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ブレンダン・ブレイザー – 『ザ・ホエール』

心に闇を抱える肥満男性を演じるアメリカ出身の俳優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

ヒュー・ジャックマン – 『The Son(原題)』

問題のある息子と向き合う父親を演じるオーストラリア出身の俳優
2012年に「レ・ミゼラブル」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞

ビル・ナイ – 『生きる LIVING』

死を悟った男性を演じるイギリス出身の俳優
2006年に「ナターシャの歌に」でゴールデングローブ賞男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞

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ジェレミー・ポープ – 『The Inspection(原題)』

母親に拒絶されてしまったゲイの海兵フレンチを演じるアメリカ出身の俳優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

主演女優賞(ドラマ部門)

★ケイト・ブランシェット – 『TÁR(原題)』

女性指揮者を演じるオーストラリア出身の女優
ゴールデン・グローブ賞では、1988年「エリザベス」、2013年「ブルージャスミン」で主演女優賞(ドラマ部門)を受賞

オリヴィア・コールマン – 『エンパイア・オブ・ライト』

海辺の映画館で働く女性を演じるイギリス出身の女優
ゴールデン・グローブ賞では、同作品で2019年に主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞

ヴィオラ・デイヴィス – 『The Woman King(原題)』

女性戦士アコジのリーダーのナニスカ将軍を演じるアメリカ出身の女優
ゴールデン・グローブ賞では、2016年「フェンス」で助演女優賞を受賞

アナ・デ・アルマス – 『ブロンド』

マリリン・モンローを演じるキューバ出身の女優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

ミシェル・ウィリアムズ – 『フェイブルマンズ』

主人公フェイブルマンの母親を演じるアメリカ出身の女優
ゴールデン・グローブ賞では、同作品で2011年に主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞

主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

ディエゴ・カルバ – 『バビロン』

映画制作を志す青年マニーを演じるメキシコ出身の俳優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

ダニエル・クレイグ – 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』

名探偵ブランを演じるイギリス出身の俳優
前作でノミネートされるものの、ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

アダム・ドライバー – 『ホワイト・ノイズ』

化学物質の流出事故に遭った大学教授ジャックを演じるアメリカ出身の俳優
2度ノミネートされたことがあるが、まだゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

★コリン・ファレル – 『イニシェリン島の精霊』

親友に突如絶縁を告げられたパードリックを演じるアイルランド出身の俳優
ゴールデン・グローブ賞では、2009年に「ヒットマンズ・レクイエム」で主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞

レイフ・ファインズ – 『ザ・メニュー』

有名なシェフのスローヴィクを演じるイギリス出身の俳優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

レスリー・マンヴィル – 『ミセス・ハリス、パリへ行く』

ロンドンの家政婦ハリスを演じるイングランド出身の女優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

マーゴット・ロビー – 『バビロン』

大スターを夢見る新人女優ネリーを演じるオーストラリア出身の女優
2度ノミネートされたことがあるが、まだゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

アーニャ・テイラー=ジョイ – 『ザ・メニュー』

なかなか予約の取れないレストランに行く若いカップルの女性マーゴを演じるアメリカ出身の女優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

エマ・トンプソン – 『Good Luck to You, Leo Grande(原題)』

性の快楽を求める60歳の女性ナンシーを演じるイギリス出身の女優
ゴールデン・グローブ賞では、1992年に「パワーズ・エンド」で主演女優賞(ドラマ部門)を受賞

★ミシェル・ヨー – 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

コインランドリーを経営する女性エヴリンを演じるマレーシア出身の女優
ゴールデン・グローブ賞の受賞歴はなし

ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞の相関関係

過去10年間のアカデミー賞作品賞の受賞作品がどの程度違いがあるのか見てみましょう。
※表を煩雑にしないために、一部サブタイトルを省略しています。

スクロールできます
アカデミー賞GG賞
ドラマ部門
GG賞
ミュージカル・コメディ部門
2013アルゴアルゴレ・ミゼラブル
2014それでも夜は明けるそれでも夜は明けるアメリカン・ハッスル
2015バードマン6才のボクが、大人になるまでグランド・ブタペスト・ホテル
2016スポットライレヴェナントオデッセイ
2017ムーンライトムーンライトラ・ラ・ランド
2018シェイプ・オブ・ウォータースリー・ビルボードレディ・バード
2019グリーンブックボヘミアン・ラプソディグリーンブック
2020パラサイト 半地下の家族1917 命をかけた伝令ワンス・アポン・ア・タイムイン・ハリウッド
2021ノマドランドノマドランド続・ボラット
2022コーダパワー・オブ・ザ・ドッグウェスト・サイド・ストーリー

過去10年間で見てみると、ちょうど半分の5年分がゴールデン・グローブ賞で受賞した作品がアカデミー賞も受賞しています。
より具体的に見ていくと、ドラマ部門が4作品、ミュージカル・コメディ部門は1作品と、ドラマ部門の方がアカデミー賞も受賞しやすい傾向にあるようです。

毎年なにが起こるかわからないのがアカデミー賞ですが、この表から見てもわかるようにゴールデン・グローブ賞が起こす影響は非常に大きいものがあるようです

まとめ

いかがでしたか?
気になる作品はありましたか?

アカデミー賞にはまだ及ばないものの、約80年の歴史があり、これまで多くの名作や名俳優を生み出してきました。

ゴールデン・グローブ賞を受賞した勢いのまま本命のアカデミー賞に臨み、栄光を掴んだ作品もあれば、悔し涙を流した作品もあります。

最近で最も印象的なのは2017年です。
2017年は完全に「ラ・ラ・ランド」が本命だと言われていました。
ゴールデン・グローブ賞では7部門を受賞し、主要な賞(作品・監督・脚本・主演男優・女優)も全て受賞しました。

そんな一足早い偉業を成し遂げ、本命のアカデミー賞へ盤石な体制で臨みながら、世界中の人々が「今年はラ・ラ・ランドで決まりだろう」と口を揃えていましたが、結果としては「ムーンライト」が受賞しました。

逆に受賞した「ムーンライト」は、前評判では目立たないもののゴールデン・グローブ賞を受賞し、アカデミー賞も受賞したのは、すごく夢のあることですね。

「映画賞にはドラマがある」

もちろん2023年もドラマが起こります。
ぜひ注目して見てみてください!

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